非認知能力とは〜土台は3歳までに 非認知能力の伸ばし方〜

 

世界の幼児教育のトレンド
キーワードは「非認知的能力」‼︎

 

非認知的能力とは?

「忍耐力」「社会性」「感情コントロール

 

失敗から立ち直る力・粘り強さ、感情のコントロール、人との関わり方など...

普段の育児ではあまり意識しないけれど、 人生で大事なものばかり!

これが、非認知的能力です。

 

これからの時代「非認知能力」が日本だけでなく、世界で注目され求められています。


 大人になった今でも、何かに意欲的に取り組むことや、根気強くやり抜くことの大切さを感じることがあると思います。

前向きに生きる心・生きる力を我が子にも身につけて欲しいと思うのは、やはり親心ですね。

 

1~3歳児を育てている方には、ぜひ知っておいてもらいたい‼︎

 

 

1.【 非認知能力と認知能力】

2.【なぜ3歳までの土台作りが大切なのか】

3.【非認知能力を伸ばす方法は?】

4.【日本での非認知的能力に対する取りみ】

5.【まとめ】

 

 

 

1.【 非認知能力と認知能力】

 

今まで「賢い子に育てる」とは認知能力を伸ばすことだと思われてきました。

 

ところが、幼児期に認知能力(言語や計算など学習面での成長)を伸ばした子と、そうでない子の差は、9歳頃にはほとんどなくなってしまうそうです。

早め、早めに学習することは「勉強ができる」という自信には繋がるけど、しばらくすると追いつかれてしまうのです。
成長にあった認知能力はたしかに大事なことですが。

 

1〜3歳の間にすべきことは非認知能力を鍛え、土台をつくることです!

認知能力は後からでも間に合います!

 

研究の結果、非認知能力を幼いときに身につけるほど、良い影響が長く続き、社会にでたときに成功し幸せに暮らしている人の割合が高いそうです。

 


2.【なぜ3歳までの土台作りが大切なのか】
 

 非認知能力は脳の奥にある大脳辺縁系や脳幹部と関連しています。

生命維持や危険の察知、安心感、好き嫌いなどの感覚をつかさどる部分で、およそ5歳ごろに原型が完成するようです。

0~3歳ごろはこの脳を委縮させず、安定して発達させる大事な年齢です。

しかもこの脳は成長とともに認知能力を担当する前頭連合野とつながります。

 

つまり「認知能力を高めるには、まず非認知能力から」なんです‼︎‼︎

 

3.【非認知能力を伸ばす方法は?】

 

基本的な信頼感と安心感を育てることです。

愛情を注ぐことです!


子どもが泣いたり呼びかけたりしたら、温かく応える。

失敗したら頭ごなしに怒らず「大丈夫だよ」と励ます。

不安そうなときは寄り添う。

こんな関わりを心がけ、無条件の愛を与えること。

 

その積み重ねで、子供と親の間に安心感・信頼感が根付きます。

 

すると子供に「ありのままでいいんだ」という自己肯定感が生まれ、「がんばってみよう」という前向きの力になり『忍耐力』が育ちます。

そして頭ごなしに怒らず、落ち着いて話をする親の対応をみて育てば、『感情コントロール』が、泣いたりした時に優しくされれば『社会性』が身につくのです。

 

親の愛が非認知能力の基礎になるのです!

 

調査によると、4〜5歳で非認知能力が高く、発想力のある子供は0~2歳時代に、イタズラを制限されていなかったという報告もあるそうです。


「子どもが自発的にやっていることは、邪魔しない」これが1番大事なようです!

 

幼児期に非認知能力を高める教育を受けると、成人後もその効果が続くというのですから、頑張らない手はありません。

 

4.【 日本での非認知的能力に対する取り組み】

幼児教育や保育でも、非認知的能力を高める方向で方針が改定されました!

⁂平成29年告示、平成30年4月施行の『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』。
非認知能力を「学びに向かう力・人間性等」として資質・能力の3つの柱として位置付けたそうです。

保育園・幼稚園も変わろうとしているのです!

 

5.【まとめ】

 

非認知的能力は、幼児期の遊びで育つ!

 

子どもたちは遊びの中で、やる気、意欲、粘り強さ、探求していく力が身についていきます。

それを、子どもに任せきりでなく、大人がサポートすることも大切なんだなと思います。

 

本当にダメなときや危険なことに対しては、真剣に叱る、メリハリをつけるのはなかなか難しいことですが、、

 

現代のお母さんは本当に大変です。

1歳頃になると、子供はいろいろなことに興味を持ち始めます。

毎日怒りたくなるようなイタズラが続くかもしれませんが、気持ちをグッと抑え優しく見守り

たいものです。

 

ストレスをひとりで抱え込まないで、お母さん自身のためにも子どもの未来のためにも、心にゆとりを持ち、肩の力をむいて、子供を見守っていけたらいいなと思います。

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