【子供】砂糖の過剰摂取は「キレやすい子」「集中力がない子」をうむ
甘いものをとるとなんとなく満足感や幸せな気分になりませんか?
砂糖は太る・健康を害するというイメージが強いですが、甘いものもある程度は必要です。
なにより「甘み」は子どもたちが大好きなものであり、気分を高め幸せな気持ちにしてくれる不思議な味覚です。
目次
- 砂糖の過剰摂取による悪影響
-砂糖を摂取するときは一工夫 を
- まとめ
-絵本紹介
砂糖の過剰摂取による悪影響
砂糖の有害性については、昔からさまざまな研究者が指摘しています。
近年では、砂糖は栄養がないだけでなく、病気の原因になるという見方が強まり、世界各国で砂糖消費の削減が進んでいるそうです。
今回は、砂糖が子どもの成長に及ぼす影響についてです。
1)ビタミンB1不足になり脳に悪影響
ビタミンB1の働きには、糖質からのエネルギー産生・皮膚や粘膜の健康維持・糖質を栄養源とし脳神経系の正常な働きを維持するのを助ける働きがあります。
砂糖を過剰摂取すると、このビタミンB1を大量消費することになり、本来のビタミンB1の働きができなくなってしまい、脳の働きに影響を及ぼします。
そして砂糖の過剰摂取は、ビタミンB1不足につながり、過剰摂取した砂糖を分解しきれなくなります。
この時、体内に残った糖質が肥満の原因にもなってしまうのです。
2)カルシウム不足になりイライラしやすくなる
人間の体は基本的にアルカリ性です。
そこに、酸性食品である砂糖が入ると中和するために体内のミネラル分が多く使われます。
このとき多く消費されるのが、精神を安定させる働きをもつカルシウムです。
そのため、カルシウムを消費してしまう砂糖を過剰摂取すると、イライラしやすく怒りやすい性格になる傾向があるそうです。
3)消化不良になる
砂糖は果糖とブドウ糖がくっついてできたものです。
このつながりは強固で、胃酸や消化酵素が働きかけても切り離すことができず消化不良になりやすいようです。
これだけではありません。
消化されず残った糖は腸内の悪玉菌の好物であり悪玉菌を増やす原因にもなります。
4)集中力低下
たとえば、砂糖のたっぷり入った菓子パンを食べるとします。
すると、血糖値は急上昇し、インスリンの大量分泌につながりその後、血糖値が急激に下がるため無気力になりやすくなります。
このことから、朝食に菓子パンとジュースの組み合わせを食べることは砂糖の過剰摂取となり、授業が始まる頃にはエネルギー不足になりそして、授業に集中できなくなる可能性があります。
砂糖を摂取するときは一工夫を
●間食・甘いものを食べるときには量だけでなく、質や摂る時間を工夫する
→甘いものを常に(時間を空けずに)取り続けると脳や体に影響を及ぼすだけでなく、口腔内が酸性の状態になり続けてしまうため、むし歯にもなりやすくなってしまいます。
●おやつには洋菓子より和菓子を
→和菓子は洋菓子に比べてエネルギーが低く、とくに小豆を使った菓子は脂肪が少なく食物繊維が多く含まれているのでおすすめです。
●食物繊維、乳製品やタンパク質を多く含む食品と一緒に
→同時に摂取することで血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。
◎料理やお菓子作りには、ミネラルを含む甘味料(きび砂糖、てんさい糖、黒砂糖)がおすすめです。
まとめ
コップ1杯のコーラには30g、果汁100%ジュース500mlには50~60gの砂糖が含まれているそうです。
ゴクゴクと無意識に大量の砂糖を摂取してしまうジュースは、子どもに与えるにはとくに注意が必要です。
我が家は、甘いものを食べる時は牛乳か豆乳を一緒に摂取するようにしています。
そして、普段は厳しく制限しお菓子ではなく、さつまいもや果物などから糖を摂取し、外出時や祖父母の家では、好きなものを食べても良いというルールにしています。
わたしも大好きなスイーツ(砂糖)!!
わたしにとって砂糖は害だけでなく、気分を高め幸せな気持ちにしてくれるなくてはならないものです。
しっかりと体と向き合い、摂取していけたらと思います。
絵本紹介
家に必ず常備してある調味料といえば砂糖と塩。
見た目がそっくりなこの2 つを触ったり、熱したり、お湯に溶かしたり、結晶を見たりと、実験しながら比較していきます。
息子が好きなページは、砂糖と塩ができるまでの過程を紹介しているページです。
自然への興味もふくらむ絵本です。
春に咲く野草である "よもぎ" をとってきて、ばばばあちゃんと一緒によもぎだんごを作ります。
茹でたり水にさらして、細かく切ってすりつぶし、白玉粉などと混ぜて、まるめて...たくさん作ったよもぎだんごにきな粉やあんこをつければ完成です。