【育脳朝ごはん】簡単「温泉卵」で記憶力アップ
人間の脳神経細胞が最も発達するのは3歳までで、その後時間をかけ6歳までに90%、12歳までにほぼ成長は完了するそうです。
12歳には、大人の脳とほぼ変わらない状態になるのです。
幼児期の食生活のバランスの必要性をつくづく感じます。
私は子ども時代、好き嫌いが多く体も弱かったので、我が子には "健康第一" で育って欲しいと思っています。
健康を意識し作る食事は、自然と「育脳」にも繋がります。
ズボラな私でも続いている「温泉卵」の効果についてです。
目次
ー卵に含まれる レシチン が育脳に役立つ!
ー忙しい朝の最強朝ごはん
ー絶対におすすめ「温泉卵」
ー「生卵」はどうなの?
ー簡単「温泉卵」レシピ
ーまとめ
■卵に含まれる レシチン が育脳に役立つ
卵には体をつくるための成分がすべてそろっています。
とくに卵のタンパク質はアミノ酸スコア100の良質なタンパク質。
幼児期(3~5歳)におけるタンパク質の推定平均必要量は20g/日、推奨量は25g/日とされているなか、卵1個で約5gのタンパク質がとれます。
なにより、脳で記憶力をつかさどる神経伝達物質(アセチルコリン)の原料になるレシチンが豊富なんです。
また、ビタミンA、B群、鉄分をはじめとするミネラルも豊富に含まれているのも、うれしいですね。
■忙しい朝の最強朝ごはん
果物(ビタミンC)はレシチンの吸収を高めることで有名です。
そう、子どもにとっての最強朝ご飯は、「卵かけご飯」と「季節の果物」のセット。
「卵かけご飯」 + 「果物」
たったこれだけ。
理由は、果物を添えることで卵に含まれるレシチンの吸収を高めるビタミンCも一緒に摂ることができるのからです。
Point...ちょっとひと手間
白米を雑穀米に変える、これだけです。
雑穀米には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれているので、さらなる育脳効果が期待できます!
■絶対おすすめ「温泉卵」
卵は、調理法によって栄養の消化・吸収率うことご存じですか?
卵の消化・吸収までにかかる時間につてご覧ください。
生卵 : 2.7時間
温泉卵 : 1.3時間
ゆで卵 :2.5時間
目玉焼き : 3時間
卵焼き : 3.2時間
つまり、温泉卵(半熟卵)が圧倒的に消化・吸収がいいのです。
ではなぜ、温泉卵なのか?火が通ったじょうたいでは駄目なのか?気になりますよね。
答えはこちら。
タンパク質は熱変性によって凝固すると、消化しにくくなるという特徴があるんだそう。
したがって、調理過程でしっかりと火を通す卵焼きがいちばん消化・吸収に時間がかかるということになるんです。
このことから絶対おすすめなのは「温泉卵」なのです!
■「生卵」はどうなの?
なら、"火" を通さない「生卵」のほうが消化・吸収がよいのでは?と疑問に思いませんか?
実は、生卵にはタンパク質の吸収を妨げる酵素が含まれているのだそう。
この酵素の働きを弱めるために必要なのが、火を通すことのです。
なので、やっぱり「温泉卵」がベストなのです!
■簡単「温泉卵」レシピ
調理時間3分です!
レンジで1分温泉卵〜2歳半ごろから〜
⊛鶏卵は、子どもの食物アレルギーの原因の中で、最も多い食材です。
子どもの様子を観察しなが、食事をすすめて下さい。
① 電子レンジ対応の容器に生卵を割り入れる。
② 卵の黄身をフォークか爪楊枝でひと刺しして破裂しないようにしてから、卵の表面を完全に覆うくらいの水を注ぎます。
③ 電子レンジで約1分加熱
④ 出来上がったら、卵の凝固を止めるため、水をすぐ捨てる。
⑤ 白身が、透明から白色になったらできあがり!
point...
電子レンジのワット数や種類、その日の気候によって加熱時間が多少変わります。
最初は30秒ぐらいから様子をみつつ加熱することをおすすめします。
出来上がった温泉卵をご飯にかけ醤油を垂らすと美味しい「卵かけご飯」の出来上がりです。
栄養価の高い "すりゴマ" をかけるのもおススメです。
■まとめ
卵は栄養がぎゅっと詰まった栄養の宝庫!
「温泉卵」は最強ですが、子どもを飽きさせないよう工夫し、毎日食べてもらうことが大切だと思います。
目玉焼き、ゆで卵、オムレツ、スクランブルエッグなどその日の気分で料理を楽しむことができる、食卓にかかせない「卵」。
健康第一、強い体づくりを!
そして日々たくさんのことを吸収する幼児期は、朝ごはんはしっかりと!
子どもの、お手伝いのファーストステップにも。
親子で楽しく作れば、美味しさも倍です。
「食」に感謝‼