【4歳】 将来勉強が好きになる方法

 

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(絵 4歳)

今や幼児教育は留まることをしりません。

胎教から始まり乳児期にはベビー教室、子供が3~4歳(年少)になると幼児教室にスポーツやピアノ教室…

習い事で1週間のうちのほとんどが埋まってしまっているなんて子もいます。

4歳は将来勉強が好きになるか嫌いになるかの分かれ道。

焦らず慎重に進めていきたいものです。

 

 目次

 人は人

 焦らなくて大丈夫

 STEP1 子供の興味を見つける

 STEP2 ゆっくり確実に

 STEP3 自ら学ぶ姿勢をつくる

 おわりに

 

 

人は人

幼稚園や保育園に入園し、たくさんの同年代の友達と関係をもち始めると我が子の劣っている部分に目を向けがちです。

幼児期は生まれ月によって発達に差があると理解していても「あの子はできるのに、うちの子はまだできない」「うちの子だけ落ち着きがない」などと不安に感じてしまうものです。

”私は絶対比べない”と思っていても、いざ入園すると無意識に比べてしまうのは ”人の性(ひとのさが)” なのでしょうか。

この時期の我が子と接する際は、たとえ友達やクラスメートであっても「他人」という気持ちでいるほうが、子供の持っている本来の本質と向き合うことができるのではないのでしょうか。

 

 

焦らなくて大丈夫

我が子を人と比べ始めると「なぜ、あの子のほうがうまくいってるのか」と考えだしてしまいます。

3~4歳(年少)になり他の子供と比べてしまいがちなのが学習面。

このころには、ひらがなが読めたり足し算やなんと引き算までできる子もでてきます。

発達の問題も大きいですが、この時期の子供に大きく影響しているのは生まれてから何に重点を置き生活してきたか。

公園に足しげく通っていたなら自然に詳しいし、学習塾に力を入れていたなら勉強ができるのは当たり前なのです。

幼児期の成長は「現時点」でのものに過ぎません。

他の子の成長をみて焦るのはもってのほか、大切なのは開き直りの心を持ち堂々と我が子の持っている「良さ」「個性」受け入れることなのです。

 

 

STEP1 子供の興味をみつける

小さい頃に机に向かう習慣をつけることは、近い将来始まる勉強に対する姿勢を身に着けるためにも必要なことです。

そして机に向かう習慣を身に着けるための第一歩は「子供の興味を見つける」こと。

そして対象を見つけたら、机に向かい本や図鑑で調べたり・絵に描いてみたりしながら興味を深めるための学習を進めていけば自然と文字・数字への関心引き出すことができるはずです。

ただひたすら、ひらがなの練習を重ねるよりも「ひまわりの”ひ”」「たいようの”た”」など興味があるものを通じて覚えるほうが断然楽しいですし、子供の視野も広がるはずです。

勉強を勉強と思わせない環境づくりをし、学ぶことの楽しさを教えてあげられるのは「今」なのです。

 

 

STEP2  ゆっくり確実に

興味を通して学ぶ楽しさを伝えたら、学習スタートです。

学習を始める時に悩むのが教材選び。

本屋さんに行くと、並んでいるどのテキストの対象年齢を見ても3~5歳などと幅を広くとってあることに気が付くと思います。

これを見ても分かるように、子供の発達には個人差が大きくある為どの教材が子供に合っているのか親がしっかりと選んであげることが必要になってきます。

ポイントは「この内容少し難しいかな…」と思ったらワンステップレベルを落とし目標設定を低くすることです。

子供が「これならできそうだ」「なんとかできそう」と思うレベルの問題に挑戦してもらい、確実に達成してもらうのです。

難しい問題を与えられできない体験をし続けるよりも、小さな成功を積み重ねることのほうがずっと良いですし、確実に子供の自信につながります。

 

 

  STEP3 自ら学ぶ姿勢をつくる

 その子のペースで確実に積み上げながら、興味を広げていけば自ら考え問題に立ち向かう姿勢が身についてきます。

この姿勢を保つためにも、ここからは毎日机に向かう習慣を子供に教えていきます。

まず子供に課題を与え「終わったら教えてね」と声をかけ自分で解いてもらいます。

親の監視下ではなく自分の力でやり遂げてもらうのです。

子供の集中力が続かなかったり、怠けてしまうようなら時間を決めたりストッポーチをつかうのもおすすめです。

自力で問題に立ち向かう精神は必ず将来的に役に立つはずです。

 

 

おわりに

 生涯を通じて大切な「学ぶこと」「勉強」。

スタートダッシュをしてつまずくなんてもったいない!

幼児教室や家でのプリント学習に入る前に、その子に合った勉強への興味関心や学習への導入法を見つけてあげることが最優先だと思います。

大事なのは今どれだけ勉強ができるのかではなく「疑問に思う好奇心」をどれだけ育て、将来学び続けることができるかどうかなのです。

まだ4歳、慌てずにしっかりとした支柱作りを。