子供にお金の使い方を教えることは受験対策になる?!
4歳3ヶ月の息子の口癖は「これほしい!」「これ買いたい!」
子供の欲求全てに応じていてはきりがありません。
うちは一人っ子なのでついつい、簡単にモノを買ってしまいがちです。
しかしこのままでは ”わがまま王子” まっしぐら。
それでは困ると、はじめた「お金の教育」についてのお話です。
目次
‐ あれもこれも欲しい子供
‐ 100円だったら?
‐ 幼児期からお金の勉強を
STEP1 仕事(お手伝い)でお金を稼ぐ
STEP2 本当に欲しいものを見極める
STEP3 なぜ欲しいのかを説明してもらう
- 受験に役立つ!説明力!
あれもこれも欲しい子供
スーパーに行けばお菓子を欲しがり、おもちゃ屋さんにいけばおもちゃを欲しがる。
行く先々で自分の欲しいものを品定めしてはねだる子供。
子供が成長し親子の会話が成立するようになってくれば ”今日は買わないよ” が理解できるようになり、駄々をこねたり泣き叫ぶことはなくなります。
しかし時間がない忙しい時にコノ問題が起きると、大人は少しイラっとしてしまいますよね。
言葉を理解し話せる子供はゲームのボス並に手強く、言いくるめるのは至難の業です。
100円だったら?!
子供が欲しがるものが安い値段のものだったら?
100円だったらどうしますか?
「1つだけね」とすんなり許してしまうことありませんか??
子供がだんだんとお金の存在価値についてわかるようになってきたら、親側も「ま、いっか100円だし」は卒業する時です。
子供に「お金の大切さ・使い方」を理解してもらいたいならば、親側が考えるお金の理念(お金に対する根本的な考え)を貫かなければ元も子もありません。
「安いから…」「1つぐらい…」という考えは捨て、しっかりと向き合わなくては子供を混乱させてしまいます。
幼児期からお金の教育を
お金について の理解を深める為には、お金がどうしたら発生するのかをしっかりと理解している必要があると思います。
”親が働くことによってお金を生み出している”ということをしっかりと伝え、お金の有難さを知ったうえで、使い方を改めて親子で話すことが大切です。
幼児期の子供がこのことを100%理解することはできないかもしれません。
しかし、私はそれでいいと思っています。
子供が将来、社会にでてお金を稼ぐようになった時に会話を思い出し、そこから何かを感じてくれればいいのです。
‐STEP1 仕事(お手伝い)でお金を稼ぐ
ありがちですが、子供がお手伝いでお金を稼ぎ自分のお金を得ることは素晴らしいことだと思います。
3歳ぐらいになると、教えれば意外とどんなお手伝いでもできるようになります。
洗濯を干す・たたむ、ペットのエサやり、お花の水やり、包丁だって使えるようになります。
お手伝いは「賢い脳」を育てると言われていますが、同時に「お金の大切さ」を伝えることのできる一石二鳥のツールなのです。
‐STEP2 本当に欲しいものを見極める
使えるお金が限られていれば、子供も”欲しいもの選び”に慎重になるはずです。
時間をかけ厳選したものを手に取り「これにする!!」と自信満々に持ってくるはずです。
それを見た親は「なんでこんなもの?!」「これと似たモノもってない?」などと難癖をつけたくなるものです。
こんな時は、子供の意見を否定せずに一言目に「へ~いいね!」と認めてあげたうえで、次のアクションを起こすことが大切です。
自分の欲しいものを否定されたら、誰だって傷つきます。
‐STEP3 なぜほしいのかを説明してもらう
「これが欲しい!」と商品をもってきたら「なぜ欲しいの?」と子供に質問し答えてもらいます。
そして子供の答えがしっかりと筋の通ったものだったら、商品の購入に進むのです。
幼児期の子供は、まだ語録が少ない故に、自分で文章を作り説明をするのは困難かもしれません。
そんなときは親が「なんで?」「どうして?」「何に使うの?」と説明ができるようにレールを敷いてあげればいいのです。
これを繰り返し続けていけば、小学生になる頃には説明上手になるはずです。
小学生になり文字が書けるようになったら、作文を書き(文字におこす)説明してもらうのもいいかもしれません。
文を書く練習にもつながります。
▶︎貯金もいいですが、お金を使うことも経済を回すうえでは大切なことです。
”お金の大切さ”や”本当に欲しいものを見極める力”を身に着けるために幼児期から少しずつ教えていきたいものです。
そして同時に”説明する力”を身に着けることは、社会にでた時に必ず役に立つはずです。
(LEGOで作った貯金箱 4歳0ヶ月)
受験に役立つ!説明力!
大学入学共通テストに記述式問題が導入されるという噂があります。
これは、グローバル化・IT化が進み世の中が大きく変化し始めている近年、今の子どもたちが大人になる頃には様々な国の文化や社会に触れることが増えることを想定して考えると、今までの試験のように暗記でこなせる試験ではなく、自分で考え表現することが今まで以上に必要な社会になるため、それに適応できる力を見るには記述式の問題が良い判断材料になるとの考えからのようです。
この力は、試験前に勉強すればすぐに身につくものではありません。
小さい頃から親が説明する環境を与え、積み重ねることで身に着けていくものです。
上記のやり方で「お金」について学ぶことも環境を与える1つの方法です。
欲しいモノの理由を説明できる力は受験対策になるだけでなく、社会人になるための準備にも繋がっていくのです。
子供と一緒に過ごすことができる時間を大切に。
子供の将来のために今、親ができることを少しずつ。