4歳足し算ができるようになるまで~ベビー公文と七田式プリントの合わせ技~
足し算ができるようになるまでの道のり
―秘訣は時間をかけてコツコツとー
「たしざんはいつから教えるべき?」という疑問。
「小学校入学までには足し算ができないと」と思いますよね。
私もそうでした。
しかし、考えを改め「ある程度で…」と思うようになった時に出会った七田式プリント。
努力なしでなんていったら、プリント学習を続けてきた息子に失礼かもしれませんが、無理なく親子で楽しみながら「足し算」を取得できました。
足し算ができないのは、数の概念を知らないからであって理解してしまえば簡単なことなのかもしれません。
目次
1.1歳2ヶ月ベビー公文スタート
●ベビー公文内容
2. 公文式を続けるかどうか
3.2歳6ヶ月 七田式プリントスタート
●七田式プリント内容
4. 4歳1ヶ月 足し算できた!
5. 学習を進めるうえで役に立ったもの
6. 感想
1.1歳2ヶ月 ベビー公文スタート
自分の名前を認識し、2~3歩歩けるようになった1歳2ヶ月。
ベビー公文の教材を通して積極的に数の数え方の学習を始めました。
すぐに絵を指差ししながら数える真似をするようになり、時計(数字)に興味を示すようになりました。
2歳2ヶ月でベビー公文を卒業するころには、1~10までカウントできるようになり数字も読めるようになっていました。
●ベビー公文内容
公文の方針は「子どもに数を数える機会をたくさん与えましょう」というものでした。
主に読み聞かせを通して学習していました。
〈ポイント〉
1歳の集中力は長くは続きません。
読み聞かせ中、大人には子どもが聞いていないように見えても 子どもは聞いています!
子どもは耳から全て吸収してくれています。
諦めずに読み聞かせを続ければ必ず素敵な驚きが待っています。
~小さな机・椅子を購入~
2歳3ヶ月、机に向かう=勉強としたくなかったこと、机に向かう習慣を身につけてほしかったことを理由に購入しました。
→勉強だけでなく、おもちゃで遊んだり、本を読んだりと大活躍です
2.公文式を続けるかどうか
2歳2ヶ月でベビー公文卒業を迎え、公文学習の醍醐味でもあるプリント学習に入会しました。
国語と算数の2科目を始めたのですが2歳児にとって毎日各教科10枚×2=20枚のプリント学習…しっかりとこなす子もいるのでしょう。
しかし、そんなにうまくいくはずもなく先生からも「しばらくの我慢です。今を乗り切ってしまえば、あとは自ら取組めるようになります」「今、やめるのはもったいない」とのアドバイスをいただきました。
最初はなんとかこなしていたのですが、やはり嫌がる息子、それを見て怒る親…
お互いがストレスを抱え始めていました。
2ヶ月悩みながら続けましたが、やめることを決断しました。
<理由はこちら>
①たんたんとこなすプリント学習ではなく、親子のコミュニケーションを大切に学習を進めていきたい。
②何百枚も足し算の練習をするのもいいけど「数」の概念をしっかり理解したうえで進めていきたい。
③ストレスを感じながら学習するぐらいなら、自然の中で算数を学ばせたい。
④本人がやりたくなったら、また始めればいい。
結果たった2ヶ月で公文をやめることになってしまったわけですが、学習方針を見つける良い機会になったと思っています。
当時は、プリント学習をスムーズに受け入れられる子を見てネガティブな気持ちにもなりましたが大切なのは「個性」を受け止め、その子に合ったものを見つけることです。
『まだ2歳!今は土台をつくるとき。焦らず、ゆっくりすすめていけばいい。』と思い直し、足し算は小学校に入学してからでも間に合うと思うようになっていました。
と同時に今から、一生懸命足し算を学ぶより先にできることがあるのではと模索し始めたのもこの時期でした。
3.2歳6ヶ月 七田式プリントスタート
いろいろ模索しているなか辿り着いたのが七田式プリントでした。
七田式のパンフレットで興味を惹かれた言葉がありました、それは「学力の土台作り」という言葉です。
足し算の本当の意味(数の概念)についての学習と知り ”これだ!” と思いました。
七田式を選んだ理由はまだあります。
それは、ベビー公文時代に養ったものを無駄にするのはもったいないと思っていたこと、学習塾に通うのではなく、自宅で私が寄り添いながらマイペースに進めようと思っていたからです。
なにより「1日3枚」という言葉はとても魅力的でした。
●七田式プリントとは?
七田式プリントはA、B、CセットからなるA4判のフルカラープリントです。
1セットにつき「ちえ」「もじ」「かず」各240枚(計720枚)から構成されています。
七田式プリント
A(2歳半~)基礎を押さえ、学力の土台作り
B(3歳半~)数字書き簡単な計算をマスター
C(4歳半~)足し算、引き算を取得
今回は、足し算についてですので「かず」のプリントについて書いていきます。
●1日何枚?
七田式プリントは1日3枚だけ!
(「ちえ」「かず」「もじ」1枚ずつ)
主要時間は15分から30分ほどです。
毎日続けることにこしたことはありませんが、息抜きがあってもいいとおもいます。
我が家では土曜日はプリントなしと決めています。
●どんな内容・特徴?
七田式プリントは「400%学習」で学力の定着up をスローガンに掲げています。
これは、類題に4回取組む400%学習をカリキュラム化することで、1回目に上手く解けなかった問題に何度も繰り返し挑み、理解が進むことで解けるようになり、やる気につながるということだそうです。
内容を見てみるとスローガン通りで、同じ内容の課題を4回程解き、何日かあけてからまた同じ問題を解くという独特のスタイルでプリントは進んでいきます。
「かず」に対していろいろな方向からスポットを当て、かずの概念を深めると同時に、数字の書き取りも練習していきます。
プリント内容も本当に素晴らしいもので、完璧にプログラムされているので、他の教材に頼らず七田式プリントのみで、足し算を身に付けることができました。
●足し算にいたるまでの期間は?
ゆっくりと確実に土台を築きながら進めること1年7ヶ月ついに…
4.4歳1ヶ月 足し算できた!
ついに、足し算まで辿り着きました。
挿絵付きの足し算の練習プリントをした翌日、足し算ができるようになっていました。
すらすらと間違えずに解く姿には驚きました。
→七田式プリントB-9-21
不思議なもので口頭で足し算の問題をだしても間違うことなく解答することができるのです。
指を使うことなく、頭の中で暗算をしているようです。
5. 学習を進めるうえで役に立ったもの
「くもんの玉そろばん120」
1歳ごろに購入しました。
指でボールを転がす遊びから始めました。「かず」の学習を進めるにあたってあると便利だと思います。
「おはじき」
幼児に言葉で説明してもなかなか伝わらないことが多いです。
そんな時に「おはじき」を使って説明するとわかりやすいようでした。
6. 感想
ベビー公文と七田式プリントに出会えてよかったと感じています。
ベビー公文で「数」を知り、七田式で「数の概念」「足し算」を知ることができました。
また小さい頃からはじめることで、机に向かうこと・鉛筆をもつことが全く苦ではないようです。
4歳になった今は、朝食後にプリントをしてから登園しているのですが生活の一部になっているようで自ら進んでプリントを用意します。
「かず」(算数)に関していえばたったの1枚のプリントをこなすだけで、足し算ができるようになるとは!
これは時間をかけ、数の概念を理解してから足し算に入っていったからなし得たことだと思います。
まだ足し算の練習が始まったばかりですがここから、どのような過程を踏みながら引き算に子どもを導いてくれるのか今から楽しみで仕方ありません。
順序だてて進めることの大切さを改めて実感しました。
足し算は小学校に入ってからと思っていましたが、できるようになった時はもちろん嬉しかったですし、親子で喜びと達成感を分かち合えたことは本当にいい思い出になりました。