賢い子は親をイライラさせる?怒りすぎると嘘をつく子になる

 

 

怒らない育児ってなかなか難しい!

突然ですが「怒らない育児」って聞いたことありますか?

 

マンガでよくわかる 子どもが変わる 怒らない子育て

マンガでよくわかる 子どもが変わる 怒らない子育て

  • 作者:嶋津良智
  • 発売日: 2017/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

なんとこの本「マンガでよくわかる 子どもが変わる怒らない子育て」は15万部のベストセラーとなっているそうです。

『ほんとですか?!』

『「怒らない子育て」なんてきれいごとだ!』なんて叫びたくなってしまいますよね。

 

育児と家事の両立、そこに仕事でもはいってこようものなら、考えることの多さと、やることの多さに頭が追いつつかない日々。

そして、どれも手を抜きたくないとなると、もうテンヤワンヤ、大変です。

 

子どもに対して、イライラすることもあるし、ドカーンと雷のように怒りたくなる時だってあります。

親だって感情のある人間なのです。

 

 

しかし、落ち着いて考えて見てください。

 怒りの原因は、子どもの作り出すストーリーの一部かもしれません。

 

子供の思いつきやアイディアは、突拍子のないものです。

大人には想像もできない子どものアイディアは親にとってはただの、そしてたちの悪い ”いたずら” として目に映っているだけなのかもしれません。

 

想像力が豊かな子供にとっては、毎日が実験です。

親が ”いたずら” を発見しイラっとしたり、怒りを爆発させる前には必ず子供のなかにストーリー(考え・流れ)があるはずです。

子供の「あれをやってみたいな」「これはなんだろ」という興味・疑問のストーリーの先にあるのが「あれ、失敗しちゃった」だったりします。

そして、この流れを知らない親からしたら「なにしてるの?!」という怒りになってしまうわけです。

 

子供に対して、イライラすることが多いということは、この ”いたずら” が多いということ。

興味があることがたくさんあるなんて、考えることのできる賢い子に育っている証拠です。

 

知らず知らずのうちに、親の怒りによって、子どもの生育を阻害しているなんてこともあり得るのです。 

親の怒りによって、子供の興味をつぶしてしまうなんてもったいないことです。

怒る前にまずは落ち着いて、イライラの種を子どもの視点になって観察してみてください。

理由が見えてくれば、怒りを止めることができるかもしれません。

 

 

それから、よく考えて見ると日々のイライラって、子どもの些細な失敗やミスだったりしませんか?

子どもはミスによって成長するものです。

【miss】ミスとは、誤ること・まちがえること・失敗という意味です。

 

まだ人生経験の少ない子供のミスをいちいち指摘するのは ”親側のストレス発散” にしかなりません。

何事も経験し、失敗しなければ身に付きません。

大人になっても、ミスはつきもの。

ミスは怒るではなく、注意するポイントなのです。

日々の生活の中で起こる子どもの小さなミス(牛乳をこぼすなど)は、大人からしたら「なんでこんなこと!」と思うようなことばかりです。

まだ不器用で無知な子どものミスを頭ごなしに怒ることは、弱いものイジメをするいじめっ子と一緒なのです。

 

 

子供に対しての怒り方、自分の親と似ていませんか?

怒りの表現の仕方は、親に似るものです。

怒りの沸点の基準値ですらです。

子供の将来の人格形成にもつながる「怒り方」。

もし、自分の怒り方やイライラしやすい自分が嫌いなら少しでも改善してみませんか?我が子が、親の自分と同じ悩みを抱える前に。

見直すならです。

 

 

 

子ども時代、親に怒られたくなくてをついたことありませんか?

子ども時代、なにかをしでかしてしまった時、親に怒られるのが嫌でとっさに嘘をついてしまった経験ありませんか?

嘘をつくということは、実はすごく頭を使うことです。

4歳ぐらいになると、言葉のボキャブラリーが増え、頭の使い方も分かってくるので嘘を簡単にでっちあげることができるようになります。

親が怒ってばかりいると、子どもの嘘はエスカレートし後に、取り返しのつかない事態が起こることも十分にありえることです。

 

子どもが将来、人生で仕事で失敗をしてしまった時、素直に本当のことを打ち明けられる人間に育てるためにもにも、理不尽なイライラや怒り方には要注意です。

 

イライラしても感情で怒らず、まずは落ち着いて、はじめの ”ひとこと目” を慎重に選ぶ必要があるのです。

 

 

 

 おわりに

日々成長していく子どもと向き合うためには、親の成長も必須です。

たくさん怒ってしまった日、寝顔を見て「ごめんね」と後悔することも、親としての成長の過程。

どんなにイライラと怒ることがあっても我が子は、とても愛おしいもの。

喜怒哀楽を通して、しっかりと子どもと向かい合う育児は必ず子どもとの信頼関係に繋がるはずです。