迷路あそびの時代がきてる!計算ドリルをこなす時代はおわったのか?
息子が産まれてから、なんとなくリビングに置いてある「計算機」
小さかったあの頃は、カチャカチャ押しまくるだけでした。
4歳になり簡単な足し算に興味がではじめたある日、息子は計算機を手に取り
「1+2=3」…「あれ、足し算できるね」とひとこと。
私も「そうなんだよね」とひとこと。
子供が計算機の便利さに気付いてしまいました。
計算問題のトレーニングは必要なのか?
コンピューターやAIの時代。
学校のカリキュラムはどこまで変わるのか、いつまで紙に書かれた計算問題を脳内で解き、鉛筆で解答するのか。
4歳の幼稚園児ですら「これ、いいね!」「計算機の方が速いし、正確だよ。」となっているわけです。
パソコンひとつで計算はもちろん、疑問や悩みなんでも解決できる世の中。
今の子供に、紙にずらっ並んだ計算問題をひたすら解く勉強は必要なのか。
計算問題を解く正確さと、スピードを競う必要は果たして意味があることなのかなんて考えています。
もちろん「脳トレ」は必要
人間の脳は、たくさんの経験や知識を得ることで発達していきます。
小さい頃に、計算問題をたくさんこなすことは「脳トレ」になり、脳の発達を促すのに良い刺激になることに間違いないと思います。
子供の脳の発達は著しく、脳が100%完成するまでに脳トレをしたかしてないかでは、頭の良し悪しに関わってくることは医学的にも言われていることです。
果たして今の時代計算問題なのか?
しかし、計算問題なのでしょうか。
時代は変わりました。
AIが登場した今、人間も変わっていかなくてはいけないのです。
私たち親世代がしてきたことと同じことを、我が子にやらせて意味があるのかというところはやはり悩みどころです。
実際、計算問題はどれくらい効果があるのか?
計算問題を速く説いているときに、脳内では何がおこっているのか。
研究結果によると、脳の広い範囲(とくに前頭葉)が活性化(血流の増加)しているのだそう。
これは、集中して素早く作業している時に当たり前に、脳内で起こることなのだとか。
そうなると、❝前頭葉の血流量を増やしたいだけであれば、それが「計算問題」である必要はない。❞ということになります。
脳科学の一般的な知見によれば、計算問題を解くよりも、複雑な課題に取り組むほうが、前頭葉はより活発に働くというデータもあるそう。
しかも、同じ課題を続け習熟していくと、解答時の脳の活動度は徐々に低下していくと考えられているそうです。
そうなれば、もはや脳は計算問題では「鍛えられていない」ということになるという衝撃。
なんだかショッキングな事実です。
今は、あと伸びの時代?!
子育てをしていて感じるのは「思考回路」の大切さです。
幼児期に、じっくりと頭をつかい「かんがえるちから」をつけることは、集中力を養うこともできます。
かんがえるちから・集中力が備わっていれば、後に向き合うことになる計算問題においても正確さ・速さともにトレーニングをしている子供に負けないレベルまで成長できるはずです。
頭をつかうクセをつけることは、あと伸び(後に伸び続ける・つながる学習能力)が期待できるうえ、計算問題に負けない集中力もつき、脳の活性化にもつながるということになります。
おすすめは迷路遊び
おすすめは「迷路あそび」です。
計算問題を解くときに鍛えることができる「集中力」
あと伸びに必要な”かんがえるちから”を鍛えることができる「推理力」「判断力」
までも同時に鍛えることができます。
タイマーをセットすれば、「速さ」だって鍛えられてしまうのです。
コロナの影響でますます変化するであろうこの時代、我が子に私たち親世代がやってきたことと全く同じ子育て・学習を提供しても仕方ありません。
いろいろな教育方針・考えがあり、正解がないのが育児の楽しいところ。
もちろん、良いものはそのままに。
少しだけでも変化を。